高齢者に起こる「フレイル」とは?
2024年4月24日
by テツ子
もうすぐゴールデンウィークですが、どこかお出掛けされる予定ですか?
今年のゴールデンウィークは、関東は前半は夏日になるなど気温が高くなるそうです。
中盤、後半あたりは少しお天気崩れやすいそうな。。
まだ暑さに慣れていない時期なので、暑さ対策をしっかり行いましょう!
また紫外線も強くなってくる季節ですので、紫外線対策も合わせて行うと良さそうです(^^)/
さて、先日介護に関する研修に参加したのですが、
その際に「フレイル」について改めて学びました。
「フレイル」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、
健康な人と要介護の人の間、「介護が必要になる一歩手前」の状態のこと言います。
フレイルは加齢に伴い筋力が衰え、疲れやすくなり家に閉じこもりがちになるなど、
年齢を重ねたことで生じやすい衰え全般を指しています。
疾病や転倒などの事故により、要介護状態に移行することもありますが、
高齢者の多くの場合、フレイルの時期を経て徐々に要介護状態に陥ると考えられています。
ですので、フレイルの状態や兆候を知っておくことで、フレイルに早く気付き、
正しく治療や予防をすることが大切になります。
フレイルには主に3つの要因があるとされています。
1.身体のフレイル
足腰の筋力が衰えて、立ったり歩いたりするのがつらい状態になる。
2.精神・心理のフレイル
認知機能の低下や軽度のうつの状態になる。
3.社会性のフレイル
人との関わりがなくなり孤独感が深まるような状態になる。
これら上記の要因が影響し合って、徐々にフレイルの状態になります。
この負のサイクルを放置してしまうと、さらに虚弱な状態になり、フレイルから
要介護状態へと移行していきます。
最近体重が減ってきたな、、疲れやすくて何をするのも面倒だ、、
そんな風に感じるようになってきたら、フレイルの傾向にあるかもしれません。
厚生労働省からもフレイル予防事業として、自分の状態を知るチェックシートが
出ていますので、気になる方はご覧になってみてください。
もし自分や家族がフレイルの可能性があると分かった場合は、
かかりつけ医や地域包括支援センターに相談することで
どのような対応をすればいいのかアドバイスを受けられます。
また対策が必要な状態とされれば、自治体が提供している支援・予防プログラムなどにも
つながることができます。
一人で抱え込まずに専門の知識を持つ機関とつながるようにしましょう(^^)