七十二候:蟷螂生(かまきりしょうず)
2023年6月 5日
by テツ子
6日から二十四節気では「芒種(ぼうしゅ)」、
七十二候では「蟷螂生(かまきりしょうず)」に入ります。
芒種とは、稲や麦などの穀物の種をまく時期を表す言葉です。
芒種の「芒」は「のぎ」と読みます。
芒は、イネ科の植物の穂先にある針状の突起のことを指し、
この植物の種をまき、麦の刈り入れや田植えを行う目安とされていました。
二十四節気をさらに3つに分けたものを七十二候と言いますが、
芒種の初候は、「蟷螂生(かまきりしょうず)」です。
これから農作業が忙しくなりそうな時期に、蟷螂という虫が生まれるという意味です。
蟷螂は「とうろう」とも読みますが、「カマキリ」のことです。
夏頃に見かけるカマキリは、この時期に生まれたんですね(^^)
どんな虫でもそうですが、カマキリは特に弱肉強食の世界で生きています。
同じ卵から約200匹生まれますが、エサがなければ共食いすることも多く、
無事に成虫になれるのは、ほんの2、3匹なんだそう。。
また有名な話ですが、交尾が終わるとオスはメスに食べられてしまいます。
全てのオスが食べられるわけではないそうですが、
メスに食べられ、卵の栄養になってしまうことが多いんだとか。。
出産前には栄養が必要ですが、食べられてしまうなんて。。壮絶です。。(*_*;
「蟷螂生(かまきりしょうず)」が終わると、
次候の「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」、
末候の「梅子黄(うめのみきばむ)」と続きます。
そして、夏本番の「夏至」を迎えます!
今日の千葉市も暑くなりましたが、まだまだ体が暑さになれていない時期なので
熱中症対策をするなど、体調管理に気を付けて過ごしましょうね(^^)/