今でも愛しております
2015年6月19日
by 村長
社会の片隅には、愛する人を殺さなければいけない人がいました。
朝日新聞(平成27年6月18日配信)によれば、体の痛みを訴えていた婆ちゃん(当時 83歳)に頼まれて婆ちゃんを殺害したとして、嘱託殺人の罪に問われた爺ちゃん(93歳)の論告・求刑が平成27年6月17日、千葉地裁であったそうです。
「今でも愛しております。」、裁判の中での爺ちゃんの言葉です。爺ちゃんは懲役5年を求刑されました。
この事件、千葉です。俺も千葉です。世界を救うなんて大それたことは言えないけど、なんで狭い千葉の中で出会えなかったんだろ。出会えてたら故郷苑に来てもらえたかも知れない。そうすりゃあ爺ちゃんは最愛の婆ちゃんを殺さずに済んだし、爺ちゃんを牢屋に入れなくて済んだ(>_<) メチャ悔しい。何やってんだ俺。
家族が悪いとか、行政が悪いとかじゃない。みんなで何とかしなアカン。
嘱託殺人の法定刑は懲役6月以上7年以下です。その中にあって5年の求刑はちとキツい(>_<)
今回、爺ちゃんは自ら通報しているので、自首が成立していると思われます(刑法第42条第1項)。
自首が成立すれば、裁判官の裁量で刑の減軽が可能になります。
だから爺ちゃんが高齢であることも合わせて考慮して、判決では懲役3年に減軽して欲しい。
懲役刑が5年だと執行は猶予されませんが、3年以下なら執行は猶予される場合があるんです。
婆ちゃん殺して悲しい爺ちゃん、せめて家の畳で往生させてやって欲しい。
判決は7月8日に言い渡されます。