医療現場の変革
2015年4月17日
by 村長
日経新聞(平成27年4月17日配信)によれば、医療業界において医師以外のコメディカルと呼ばれているスタッフの重要性が増しているとのことです。
(このグラフは日経新聞電子版から引用させていただきました)
村長もこれを実感しています。
先のグラフによれば、医師以外の医療従事者は約9割。
これは医療機関における従事者の割合だと思いますので、
広い意味での医療現場として、術後の受入機関である介護施設を含めれば
医師以外の医療従事者の割合はもっと高まるのではないでしょうか。
医師会という政治圧力団体を背景に、医師はピラミッド構造の頂点に君臨して来ました。
しかし、介護現場にいるとこのベクトルが逆転しているように感じます。
術後の受入機関であるか介護施設と強く連携しなければ
病院は退院できない患者を抱えベッドコントロールも出来なくなります。
ベッドコントロールが出来なければ高度医療は実現しませんし、救急外来を受け入れることも出来ません。
このとき、コンタクトを密にするのは、病院のケースワーカーさんと施設のケアマネージャーです。
どちらも医師ではありませんが、とても重要なポジションです。
これを医師がやったならば、医師は治療に専念することが出来なくなり、
高度な医療は実現されないでしょう。
もちろん医師を軽んじるつもりはありません。
互いにプロとして尊敬できる関係になれたら素晴らしいと思います。