性犯罪被害者の方を迎えての講演会
2015年3月27日
by 村長
刑務所に行った人たちの再犯を防ぎ、社会の安定を目指すのが更生保護。
その大きな翼の端っこの方に村長がメンバーの26会があります。
って話は何度かご紹介している。。。のかな?
その26会のスピンオフで実施した「性犯罪被害者の方を迎えての講演会」は
昨日、千葉保護観察所さんに会場をお借りして無事終わりました。
関係者の皆様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます、ありがとうございました。
被害者の中でも性犯罪被害に遭われた方を世間は腫物のように見ます。
更生保護に携わる「プロ」の人たちもそれは同じ。
「自由にご質問をしてください」と投げ掛けてもなかなか質問は発せられません。
そこで村長がインタビューアーになって会は進行しました。
インタビューアーとしてのデビュー戦(笑)は全く予定稿のない「ぶっつけ本番」、
ヤマトさんの思いをどこまで引き出せるかは村長次第。
その評価はご参加されたみなさまにお任せするとして
性犯罪被害に対する偏見に風穴が開けられたなら主催者として村長はとっても満足です。
ヤマトさん「加害者の再犯を防ぐプログラムが充実していて羨ましかった」
村長「加害者向けプログラムをなくした方がいい?」
ヤマトさん「違う、両方必要。加害者だけじゃなく被害者にも充実したプログラムが欲しい。」
これを聞いて更生保護に携わる者としては安心しました。
性犯罪被害に遭ったあとの影響で
「異性が嫌いになる人」
もいれば、異性との性交渉を繰り返して、
「悪い記憶にいい思い出を上塗りをしよう」
とする余り、
「性行為依存症になる人もいる」
などは、性犯罪被害者の方を招いて1番聞き辛い部分だと思いますが、
正直誰もがワイドショー的に興味を持つ部分。
ここをいい人ぶって聞かなければ「腫れ物」のままで終わってしまいます。
聴衆のみなさんのお力を借りてここも聞きだせたかな。
こんな質問にもキチンと応えてくれたヤマトミライさんに心から感謝します。
性犯罪被害のご相談に来られる方に未成年のときの事案が多いとのご報告には驚かされました。
我慢を美徳とする昭和的教育ではなく、必要なときは「NO」と言える社会。
みんなが「NO」と言うと平和になれる。
これはヤマトさんからの強いメッセージだった気がします。
村長にはとっても新しい発見でした。
すかさず幕張で2児を育てる友人に壇上からコラボを持ちかけてみましたけど、冗談ではなく本気でやるよ(笑)
それにしても村長的に嬉しかったことは
あっちこっちで自発的にたくさんの繋がりが生まれていたことです。
普通なら会わないような人、合わない組み合わせ、これらをくっつけられたのなら
プロデューサーとしてサイコーに幸せな1日でした(#^.^#)
最後になりますが、快く手伝ってくれた我が社のパートナー、スタッフのみなさん、本当にありがとう。