公式ブログ

介護難民

2011年1月10日
by uk

昨日でしょうか、

大阪の豊中市で60代の姉妹が自室で餓死されているところを

訪れた執行官らに発見されました。

心よりお悔やみ申し上げます。

 

なぜ、日本で餓死なんでしょうか。

私の記憶ではバブルの頃に餓死をされた方がいて

確か上野とか都心部だったと記憶していますが

「豊満の日本でなぜ?」みたいな見出しが付いていたと思います。

当時としては珍しい餓死だったんでしょうが

しっかりと政府を始めとした行政が対策をしていれば

昨今の介護難民を含む餓死などの問題はなかった筈です。

当時の政権が自民党だとか、今は民主党だとか、

そんな眠たい話をしている場合ではありません。

係長は

非高所得者層

(「貧困層」「低所得者層」と言う言葉は不適切です。)

・・・の方々に現実に起きている「介護疲れ」「介護難民」などを

目の当たりにしています。

今回の豊中市の姉妹は相談する術もご存知ではありませんでした。

このような方がどれだけいるか!

係長に相談できたご利用者様、

係長を知っていた病院のワーカーさん、

そのワーカーさんに相談できたご利用者様、

全ては偶然の産物に過ぎません。

故郷苑だってちょっと前までは

「高所得者層」の方しか入ることができない施設だったんです。

色々な縁があって

今の故郷苑は非高所得者層の方々にも

入っていただくことができるようになりました。

でも、

故郷苑に入り切れず、適切な介護を受けられない方がたくさんいます。

政治家のみなさん、官僚のみなさん、

志があるならば是非、

この人たちの顔を見に来なさい。

そして、声を聞きに来なさい。

政局なんて抜かしてる場合じゃないぜ、政治家ども!

« 前の記事へ  公式ブログトップ  次の記事へ »


過去の記事(年月別)