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食の安全と凄い男

2010年8月25日
by uk

私は生意気にも

  「千葉から全国に発信」

なんてほざいてまして(笑)

  「骨のある人になかなか会えない」

なんて「超」生意気なことまで言っております(汗)

「灯台下暗し」とは良く言ったもので千葉に凄い人がいました。

 

その人の名前は「藤田和芳」

国に頼らず自力で

  「安全な食品」「国内自給率」

の問題に取り組み、

  「大地を守る会」

と言うエコな企業集団を率いています。

 

私が共感を覚えたのは

  「高い社会性に企業としての存続を兼ね備えている」

ことです。

今の政治家や官僚の多くに「百年の計」なんぞは無縁です。

その時々の社会情勢を背景にした政策は

情勢の変化とともに後退します。

「年金制度」はどうでしょうか。

戦争により歪んだ人口ピラミッド、

経済成長に伴い必要となった地方からの労働力、

そして核家族。

これを解決するべき「年金制度」は今では重荷になっています。

なぜでしょうか。

私は「年金制度」をビジネスとして独立させなかったからだと考えます。

藤田和芳氏は

「食の安全」を守ろうとNGOとして活動しただけではなく

これを維持するために起業され大きくされました。

少なくとも、この企業の売上がある間は「食の安全」が守られます。

 

農林水産省は「農家」ではなく「農協」に目を向け

厚生労働省や環境省は

「国民の安全」ではなく「製薬会社の安定」に目を向けます。

その関係を維持することで

官僚や企業の存在が守られるのですから当然です。

藤田和芳氏の考えの奥には

消費者にも厳しいメッセージを感じます。

税金は納めると何に使うのかわかりませんが

少なくとも一般のスーパーより少し割高であろう

藤田和芳氏率いる「大地を守る会」の商品の付加価値は

「食の安全」を守る「コスト」に充てられているはず。

すなわち

「他力本願な安全」ではなく「自らがコストを負担する安全」を

藤田和芳氏は求められているような気がします。

 

NPOではなくてNGOなところがシャープです^^

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